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最愛の人

西日本豪雨/上 岡山・真備、80代夫婦 抱えあい、力尽きた テーブルに立ち「水が来とるけ」

亡くなった西原俊信さん、明子さん夫妻の茶室のそばには、泥にまみれた茶せんが転がっていた=岡山県倉敷市真備町地区で2018年7月25日、川平愛撮影

 茶色く濁った泥水が少しずつ家の中を満たし始めた。足が不自由な夫を台所のテーブルに立たせ、妻が体に手を回して支え続けていた。夫はほとんど目が見えない。

 今月7日昼、広範囲が水没した岡山県倉敷市の真備(まび)町地区。近くを流れる1級河川の小田川や支流の堤防が決壊し、濁流は一帯の民家約4600棟を次々とのみ込み、2階近くまで達していた。

 午後1時18分。地区内にある西原明子さん(84)宅も、既に胸の辺りまでつかる状態だった。夫の俊信さん(86)を案じ、約25キロ離れた同県玉野市で暮らす次男の幹夫さん(54)に電話。「役所につながらない」と伝えたが、水位は上がり続け、平屋の自宅に残る2人の逃げ場はなくなっていた。

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