カンボジア

総選挙に閉塞感 与党勝利確実、野党は解散 

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解散させられた最大野党、救国党の庁舎の近くには与党、人民党の選挙看板が多数立っていた=プノンペン中心部で2018年7月23日、西脇真一撮影
解散させられた最大野党、救国党の庁舎の近くには与党、人民党の選挙看板が多数立っていた=プノンペン中心部で2018年7月23日、西脇真一撮影

 【プノンペン西脇真一】カンボジア下院総選挙(定数125)の選挙戦は、29日の投開票に向け最終盤に入った。首都プノンペンでは選挙カーから支持を訴える音声も聞こえてくるが、熱気は乏しい。最大野党だった救国党は昨年解党に追い込まれ、フン・セン首相の与党、人民党の勝利が確実視されるためだ。選挙の公正性が問われるなか、救国党は投票ボイコットを呼びかけ、人々の間には閉塞(へいそく)感も漂う。

 市内を走る運転手のブン・チェさん(62)は「2013年の前回選挙と比べ街は静かだ。当時は野党が攻勢に出て、大勢の人が変革を叫んでいた」と振り返る。前回は投票率約70%で人民党の68議席に対し、救国党は55議席と躍進。昨年6月の地方選でも救国党は勢いを見せた。

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