検察改革のきっかけとなった大阪地検特捜部の証拠改ざん事件(2010年)の発覚時、法務省官房長として国会対応で奔走した。西川克行前検事総長から刑事局長の職を引き継ぎ、国会答弁で検察不信の払拭(ふっしょく)に追われた。
「当時はどうして改ざんなどしたのかと思ったが、検察の旧来型の捜査が時代に合わなくなっていたのかもしれない」と振り返り、今は改革の成果が着実に現場に浸透していると実感している。近年の検察独自捜査事件についても「供述だけに頼らず、客観証拠を積み上げる意識が徹底している」と自信を示…
この記事は有料記事です。
残り400文字(全文666文字)
毎時01分更新
第164回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が20…
他殺か、それとも中毒死か――。被害者の死因について検察側と…
新型コロナウイルス対策の特別措置法や感染症法に過料など罰則…