- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
「待っていた」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、翁長雄志(おなが・たけし)知事が辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回を表明した27日午前、移設工事が加速する現場近くで抗議を続ける反対派からは安堵(あんど)と期待の声が上がった。一方、普天間飛行場を抱える宜野湾市では、撤回の効力を冷ややかに見る市民もいた。
強烈な日差しが照りつける辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前。翁長知事の撤回表明がラジオで伝わると、集まった約30人の反対派から拍手と歓声がわき起こった。「『ようやく』というのが本音だが、ともかくこれで工事が止まる。撤回は民意だ」。沖縄県大宜味(おおぎみ)村の元建設業、福島皎裕(こうゆう)さん(67)は喜びをかみ締めた。
この記事は有料記事です。
残り524文字(全文858文字)