特集

第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

特集一覧

将棋

第77期名人戦A級順位戦 久保利明王将-広瀬章人八段 第3局の1

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

開戦

 前期A級順位戦は前代未聞の「6者プレーオフ」となり棋界を騒然とさせた。最終局で広瀬が豊島将之棋聖に勝利し、久保が深浦康市九段に敗れたことで起きた16分の1の奇跡。過密な日程で行われたパラマス式トーナメントは記憶に新しいことだろう。そのドラマの立役者となった両者が今期、初戦で顔を合わせた。

 舞台は梅雨明けきらぬ大阪。じめじめと蒸し暑い朝、対局室へ広瀬が先に姿を見せた。脇息(きょうそく)の上にチェックのハンカチを置くと、手を組みわずかに揺れながら盤を見据える。ほどなく久保が入室し上座につくと、一礼して駒を並べ始めた。

 両者の順位戦の対戦成績は久保の4戦全勝。他棋戦を合わせても7勝4敗と、久保が大きく勝ち越している。広瀬は自身のブログで「初戦からタイトルホルダーが相手となりましたが、上を目指した戦いをできるよう頑張りたい」とつづっている。その意気込みの表れか、駒を並べる指先は細かに震えていた。

この記事は有料記事です。

残り490文字(全文892文字)

【第79期名人戦】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集