ある日、急に耳が聞こえなくなりました。まるで異次元の世界にいるような面白い生活環境になりました。耳に入ってくる音が今までとはまるで異なる音色なのです。
いろんな音を調整していた耳に、少し故障が生じるとこんなにも変質な音として聞こえるなんて、耳って不思議な器官だなあと思います。普段気にしなかった、当たり前に思っていた耳の能力に今更ながら感動しています。聞こえなくなって初めて知った耳のすばらしさです。
そんな思いでいた時、音楽評論家、林田直樹さんの「音楽の散歩道」という文章に出合いました。「ラジオの…
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