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奈良

被爆手記再刊「記憶を未来に」広島出身の男性が奔走

奈良県の被爆者たちが残した体験記を再び刊行しようと奔走する入谷方直さん。「被爆者の記憶がより多くの人の目に触れるようになってほしい」と願う=奈良市で2018年5月30日、佐藤英里奈撮影

 12年前に解散した奈良県の被爆者団体に所属していた被爆者たちの被爆体験記を集め直し、改めて刊行しようと、奈良市に住む広島出身の男性が奔走している。被爆者の高齢化が進み、体験談を直接聞くことが年々難しくなる中、「被爆者たちの記憶を未来につなげたい」と意気込む。【佐藤英里奈】

 団体職員の入谷方直(まさなお)さん(45)。自身は1歳のころに広島を離れたが、被爆死した親族がいることもあり、以前から被爆者運動に共感を持っていた。それだけに、2006年に奈良県原爆被害者の会「わかくさの会」が高齢化などを理由に、日本原水爆被害者団体協議会の傘下組織として最初に解散した時はショックを受けた。

 約5年前、仕事で広島の仏像を修理する機会があった。「奈良にいても広島のために何かできるのではないか…

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