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自民・杉田議員

「生産性ない」はナチの優生思想 識者ら批判 海外メディアも報道

アルジャジーラの運営するオンラインニュースメディア「AJ+」は投稿で「生産」を強調し、動画で杉田氏について、安倍晋三首相と一緒に写った画像を添え「与党の自由民主党の国会議員だ」と紹介している=同社の公式ツイッターより

 人の価値を「生産性」で語ることが、はたして許されるのか。自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆院議員(比例中国ブロック)が、月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)を「子どもを作らない、つまり生産性がない」とおとしめた問題。国会議員が性的少数者への差別意識をむき出しにしたことが波紋を広げ、自民党本部前で市民らが杉田氏の議員辞職を求め抗議する事態に発展した。海外メディアも競ってこの問題を報じ、その中で複数のメディアが「生産性がない」の部分を強調している。「生産性」の観点から人を選別するのは、優生思想ではないのか。杉田氏の「生産性がない」という表現を、識者たちとともに掘り下げて考えてみたい。

 杉田氏の寄稿は「『LGBT』支援の度が過ぎる」(「新潮45」8月号)。その中で「なぜ男と女、二つの性だけではいけないのか」「多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれない」などと独自の見解を展開した。全体として性的少数者蔑視に貫かれている。

 この寄稿がネット上で批判を浴びる中、自民党の二階俊博幹事長は7月24日の記者会見で、杉田氏の「生産性がない」という主張について「右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている。別に大きな驚きを持っているわけではない」と述べ、問題視しない姿勢を示した。これがさらに批判を呼び、27日に党本部前であった抗議集会に主催者発表で4000人が集まった。

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