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目をそらさないで

「外国人のリアル」編 第1部 教育格差/上 勉強したいのに 学ぶ機会、自治体任せ

自宅のリビングでひらがなの勉強をするマリオンさん。テキストを読み上げながら、鉛筆で文字を書き込んでいた=愛知県豊橋市で2018年7月10日、高井瞳撮影

 名古屋市北区のアパートの一室。朝から晩まで部屋にこもり、ゲームやアニメで時間をつぶす男の子の姿があった。フィリピン国籍のミグリンニョ・マリオンさん(15)。昨年6月に来日してから約1年間、日本語を学ぶ機会はなく、ほとんど外出しない生活を送っていた。マリオンさんは今春、継父の転勤先の愛知県豊橋市で日本語の初期支援校「みらい」に出合う。なぜ1年近く学校に行けなかったのか、「みらい」でどう変わったのか--。彼の歩みを通し、外国人を取り巻く教育環境の現実を見つめた。

 マリオンさんは、日本人男性(51)と再婚したフィリピン人の母親(32)に呼び寄せられ、妹(11)らと来日した。当時14歳。日本では中学3年の年齢だ。両親は入学手続きで名古屋市北区役所を訪れた。学校は日本語を教えてくれるのか、いじめられはしないか。聞きたいことは山ほどあったが、区役所からは入学申請書を出すよう指示され、「詳しいことは学校に聞いてください」と言われるだけだったという。

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