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相馬野馬追

49年ぶり浪江で出場 馬でかつての家路へ

標葉郷神旗争奪戦で神旗を手にする豊田正さん=福島県浪江町の中央公園で2018年7月29日、高橋隆輔撮影

 国の重要無形民俗文化財に指定される伝統行事「相馬野馬追(のまおい)」で、獣医師の豊田正さん(67)は、東日本大震災以前は裏方に徹してきた。福島県浪江町で野馬追に出場するのは高校生の時以来49年ぶりだ。「人生全てが野馬追」と話す豊田さんは、標葉郷の神旗争奪戦で高校生に戻ったように、がむしゃらに馬を操っていた。

 豊田さんは馬車引きだった父の影響を受け、幼少期から野馬追に出ていた。高校は馬術部があることを理由に相馬農高に進学し、獣医師になると競馬場に就職した。1989年に故郷の浪江町で動物病院を開業。以後、野馬追では馬の負傷や熱中症の手当てなどをして祭りを支えた。

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