メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

記者の目

芥川賞候補作の類似表現問題 普遍性を獲得したか=大原一城(東京学芸部)

第61回群像新人文学賞として「美しい顔」を掲載した「群像」6月号

 今月18日に開かれた第159回芥川賞の選考会は、高橋弘希さんの「送り火」を選んだ。東日本大震災関連の先行著作との類似表現が指摘され、「盗用」の言葉も飛び交った北条裕子さんの「美しい顔」は選に漏れた。私は、関係出版社間のコメントの応酬など、騒動が拡大していく状況をただ追い続けた。ひと息ついてみると、現代らしい典型的な「炎上」になってしまったとの印象が強い。他の表現者の作品を、小説の中でどう扱うべきなのか。

 振り返れば、問題が表面化する前から、「美しい顔」はセンセーショナルで特異だと感じていた。被災地の女…

この記事は有料記事です。

残り1772文字(全文2026文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「中村先生の命を守れなかった。ごめんなさい」 成田に在日アフガン人ら集まる

  2. 「3人殺すと死刑なので2人までに」 新幹線殺傷、公判で被告

  3. 犠牲者最後の言葉は「待て、話を聞け」 新幹線殺傷の被告

  4. 中村さん事件で生存者 後続車運転の男性「突然の銃声、20秒の犯行」

  5. 診療所の倉庫に複数のクマ「ライト当てると目が動いた」 新潟・南魚沼

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです