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バックウオーター現象や表層崩壊
西日本豪雨で大きな被害が出た水害や土砂災害は、どのような仕組みで起きたのか。
水害では、岡山県倉敷市真備町地区で小田川や、その支流の堤防が決壊し、地区の27%にあたる12平方キロが浸水した。決壊の要因として指摘されているのが「バックウオーター現象」だ。小田川の場合、本流の高梁川の水位が上がって小田川からの流入が制限され、小田川の水かさが増して決壊したとみられている。
堤防の決壊には複数のケースがある。バックウオーター以外にも流木などで川の流れがせき止められて水位が増し、あふれて堤防を壊す越水パターンがある。この他にも、堤防内に水がしみ込んで弱体化して決壊、速い水流によって堤防が削られて決壊するケースも知られている。国土交通省によると、今回の豪雨では全国270河川で越水や、水はけ悪化による住宅地の浸水などが確認された。
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