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自転車でGO!

/23 暑中お見舞い申し上げます

自転車と歩行者の通行帯を色分けした山手通りの歩道。高い位置にそれぞれ表示がついているが、双方入り乱れて通行している=東京都新宿区で

 日本列島が高熱に包まれ、埼玉県熊谷市では観測史上最高の41・1度を記録した。「気象災害」とも呼ばれる猛暑が続く中、東京都内の路上では自転車通勤者が減っている。あえて走ってみることで見えてくるものがあった。

 「今年の夏は 胸まで熱い 不思議な 不思議な夏です」。1977年のキャンディーズのヒット曲「暑中お見舞い申し上げます」のサビ部分だ。この曲が流行した夏は、格別の暑さだった記憶がある。夏休みのある日、小学校の校庭で遊ぼうと数人の仲間が集まった。しかし、照りつける太陽の光が強すぎる。握れない鉄棒の熱さにたじろぎ、玉のような汗にとまどい、やる気をなくした。どこか涼しい場所へ移動しようと、それぞれ自転車に乗って走り出したものの、風まで熱い。なんだか具合が悪くなりそうだ。とりあえず日差しの届かない場所で休もう。農機具を保管していたトタン屋根の小屋に入ると、建物の日陰を渡ってきた隙間(すきま)風が涼しかった。誰かが言った。

 「ああ、そうか。こんな暑いと、みんな病気になって入院してしまう。しょっちゅう、お見舞いに行かなあかんという歌や」

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