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FOCUS2018

データ野球 最前線 勝利を導く情報武装 ソフトバンク、システム導入 三笠杉彦・球団統括本部長に聞く

三笠統括本部長

好プレー、科学で裏づけ

 ライブリッツの「野球選手トラッキングシステム」を今季から導入したソフトバンクは、これまでにもデータの分析や活用に力を入れてきた。チーム強化の責任者である三笠杉彦・球団統括本部長に、狙いや今後の展望を聞いた。

     --システム導入の狙いは?

    守備で高い評価を受けるソフトバンクの今宮。近い将来、能力の高さがデータで示されるようになるかもしれない=宮武祐希撮影

     元々、フィールドで起こっている全ての動きをデータ化したかった。弾道測定器「トラックマン」でボールの動きであったり、バットに当たった後の打球の動きはデジタル化して、細かいデータを作れた。その次のステップ。守備の動きや走塁の動きをトラッキングしたら役に立つね、と。

     --システムで分かったことは?

     まだ実験中という感じ。活用は一言で言えば、客観的な評価のためにやる。今宮(健太内野手)が守備がうまいというのは、客観的にどうやって評価しているのか? 打球に飛びついて捕ればうまいのか? 公式記録員が失策と付けたら「この選手は失策が多いんだ」って、それをそのまま信じるのか?

     思い込みではなくて、客観的に1年間通して見たらどうなるか。一流のプレーをより客観的にデータとして出せるなら、分からないよりいい。

     --2010年ごろからデータ分析に力を入れている。

     基本的にテクノロジーとスポーツとは切っても切り離せないようになっている。世界のトップスポーツもやっていること。ただ、最近の米大リーグのようにデータ重視でフロントが主導権を握って現場のプレーヤーと対立するのではなくて、いかにプレーヤーが活躍するのをサポートできるのかという姿勢だ。我々は「世界一」を目指しているので、選手も一流の選手に来てもらって一流のプレーを見せてもらいたい。それを一流のテクノロジーでサポートして強化に生かすことで、世界一に近づくと思っている。

     --今後の展望は?

     走者や野手の動きがトラッキングできたら、次はフォーム。動作解析みたいな話が次のチャレンジになる。あとはグラウンド外での選手のコンディションだとか、トレーニング、休養、食事とか(のデータ化)。選手がトレーニングして体が大きくなるのもそうだし、けがの予防にもつながる。

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