特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

球史が動いた夏

第100回全国高校選手権を前に/5止 公立でもやれる、証明 第89回大会「がばい旋風」決勝で満塁弾

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
練習でノックを打つ唐津工副部長の副島浩史さん=生野貴紀撮影
練習でノックを打つ唐津工副部長の副島浩史さん=生野貴紀撮影

第89回大会(2007年)

 今月上旬、佐賀県唐津市の山あいにある県立唐津工のグラウンドには、夏の佐賀大会前独特の緊張感が漂っていた。ノックをする副部長の副島浩史さん(29)が選手たちに「1回戦で負けていいとや(いいのか)!」と厳しい声を掛けていた。

 第89回大会(2007年)で初優勝した佐賀北の3番打者で、広陵(広島)との決勝では3点を追う八回に逆転満塁本塁打を放った。県内の軟式野球出身の選手たちによる快進撃は「がばい旋風」と呼ばれ、社会現象になった。夏の甲子園で公立校として11年ぶりの制覇であり、公立校最後の優勝でもある。

 夏の甲子園出場校の割合は第76回大会(1994年)で公立25校、私立24校だったが、その後は私立が優勢。第89回大会以降は私立校数が公立校数の倍以上で、今年は48対8と6倍に広がった。副島さんは「(選手が)環境が良い方に行くのは当たり前」と私学優位の現実を受け止めつつ「僕たちが証明した、全国でもやれるということを伝えたい」と強調する。

この記事は有料記事です。

残り680文字(全文1114文字)

関連記事

あわせて読みたい