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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/1 序=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、一風変わった百物語を続けている。

 百物語と言えば、一つの場所に人びとが集い、夜を徹して怪談話を語り合う--という形式の、娯楽でもあり、世間知や教養を身につける社交の場でもある。その手順もおおかた定められている。

 語りを始める前に百本の蝋燭(ろうそく)を灯しておいて、一話終わるごとに一本ずつ消してゆく。話が進むほどに場はだんだん暗くなり、ついに百話に達すれば暗闇に包まれて、そのなかで真の怪異が起こると言われている。

 三島屋の変わり百物語では、お店の奥の「黒白の間」という座敷に一度に一人、または一組の語り手を招き、…

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