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目をそらさないで

「外国人のリアル」編 第1部 教育格差/下 少年の未来変えた

約2カ月の学びを終えて、修了証を受け取るマリオンさん(左)=愛知県豊橋市の「みらい」の教室で2018年5月31日、高井瞳撮影

 6月初め、フィリピン国籍のミグリンニョ・マリオンさん(15)が家族とすき焼き鍋を囲んでいた。「しょっぱい!」。箸を付けたフィリピン人の母親(32)から声が上がる。日本人の継父(51)が塩と砂糖を間違えたらしい。マリオンさんが台所に駆けていき、プラスチックの調味料入れに覚えたての平仮名で「さとう」「しお」と書いて得意げに笑った。

 来日から約1年もの間学校に通えなかったマリオンさんが、愛知県豊橋市の日本語の初期支援校「みらい」に通い始めて約2カ月がたっていた。真っ白だった消しゴムは先が黒く、小さくなった。「学校に行くのが楽しみ。少しずつだけど、前に進んでいるのが分かるんだ」。家に帰ると、進んで勉強をする。学校に通う前は一日中熱中していたゲームの時間もめっきり減った。

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