メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

西日本豪雨

広島で緊急速報の配信遅れ システム不具合で

濁流に飲まれた広島市安芸区の市街地=2018年7月7日午前9時59分、本社ヘリから上入来尚撮影

 西日本豪雨で23人が死亡した広島市で大雨特別警報が発表された7月6日夜、防災情報共有システムに不具合が起き、多くの犠牲者が出た同市安芸区をはじめ市内全域で避難指示を市民に伝える緊急速報メールが一時配信できず、特別警報から最大40分遅れたことが分かった。市は原因の特定を急ぎ、システムを管理している委託業者が調べている。

 広島市によると、システムは77人が犠牲となった2014年の広島土砂災害を機に昨年4月に導入。気象庁の出す大雨特別警報は避難指示の基準で、八つある区ごとに、携帯電話を強制作動させる緊急速報メール、ツイッターなどで一斉に避難指示を発令する運用にしていた。

 気象庁が広島県に大雨特別警報を発表したのは6日午後7時40分で、市はすぐに避難指示の発令を決めた。しかし、配信メールの作成中に画面が固まったり、文面が消えたりするトラブルが発生。市内で死者が最多だった安芸区へのメール配信は36分後の午後8時16分、東区への配信は40分後の同20分だった。

 安芸区では特別警報の発表からメール配信までの間に土砂災害が起き、犠牲者が出たケースもあった。防災行政無線などでは特別警報から数分後に避難指示を周知したという。

 市災害対策本部の担当者は「配信遅れが避難行動にどう影響したかは分からない」と説明し、原因について「他にも避難勧告などが重なり、サーバーが重くなった可能性がある」としている。【東久保逸夫】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 日産会長逮捕 ゴーン神話「数字の見栄え良くしただけ」
  2. 高校野球 誤審で甲子園行き明暗…終了一転逆転 岡山大会
  3. 全国高校サッカー 県大会 西京、5年ぶり全国切符 高川学園の猛攻しのぐ /山口
  4. ゴーン会長逮捕 日産社長「私的流用、断じて容認できない」 会見詳報(1)
  5. 高校野球 練習試合で頭に死球、熊本西高の生徒が死亡

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです