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幻の科学技術立国

「科学技術創造立国」を目指してきた日本は、中国など新興国が急速に台頭してくる中で存在感を失いつつあります。現場を歩きながら衰退の原因を探り、再生の道を考えます。

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第2部 源流を探る/2 「国立大民営化に賛成」小泉首相答弁に騒然 遠山文科相、法人化で説得

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国立大法人化をめぐる発言
国立大法人化をめぐる発言

 <科学の森>

 「私は賛成です。国立大学でも民営化できるところは民営化する、地方に譲るべきものは譲る、こういう視点が大事だ」

 2001年5月の参院本会議。「思い切って国立大学の民営化を目指すべきでは」という民主党議員の質問に対する小泉純一郎首相の答弁に、議場は騒然となった。官僚が用意した事前の答弁案にはない踏み込んだ内容だった。小泉氏は直前の自民党総裁選での公約で、大学への競争原理の導入を掲げていた。

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