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基礎研究の大切さを強調 「クリスパー」先駆者、来日講演

講演するフランシス・モヒカ博士=東京都千代田区のインスティトゥト・セルバンテス東京で、須田桃子撮影

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 生物の狙った遺伝子を精度良く改変できるゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」の開発につながる先駆的な研究を主導したスペイン・アリカンテ大のフランシス・モヒカ博士(54)がこのほど来日し、講演などで基礎研究の大切さを強調した。

 「生命の設計図」であるDNAは、A、T、C、Gの4種類の塩基が並んでできている。モヒカさんはアリカンテ大の大学院生だった28歳のころ、塩田に生息し、塩分に強い耐性を持つ古細菌の一種のDNAに、特徴的な塩基の繰り返し配列があるのを見付け、1993年に報告した。約30塩基対の繰り返し配列に、それより少し長い「スペーサー配列」が挟まれたこの不思議な構造は、後に「クリスパー(CRISPR)」と名付けられた。

 それに先立つ87年、石野良純・九州大教授ら日本の研究チームが、大腸菌のDNAの中に繰り返し配列があるのを初めて報告していた。「大腸菌と古細菌という系統的に離れた微生物のDNAに類似の構造があるのは、何か重要な機能をつかさどっているからに違いない」。そう確信したモヒカさんは、さまざまな微生物で実験を繰り返し、2000年までに約20種類の異なる微生物でクリスパー配列を発見した。

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