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西日本豪雨

「平成最悪の豪雨被害」をもたらした西日本豪雨。広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害となった。

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気候変動、常識外のリスク

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山陽自動車道の志和トンネルに流入した土砂や流木=東広島市で2018年7月6日、西日本高速道路提供
山陽自動車道の志和トンネルに流入した土砂や流木=東広島市で2018年7月6日、西日本高速道路提供

 倒木を巻き込んで流れていく土砂をトンネル内の監視カメラが捉えていた。7月6日午後8時ごろ、山陽自動車道志和トンネル(東広島市、約2キロ)脇の斜面が崩れ、土石流が流れ込んだ。既に通行止めにしていたため人的被害はなかったが、西日本高速道路の担当者は「こんなことが起こるのか」と絶句した。24時間態勢で運び出した流入土砂は2800立方メートルに及び、8日後の14日にようやく復旧した。

 広島大の土田孝教授(地盤工学)は、同じように土石流が道路に流れ込んだ現場を東広島市や広島市安芸区などで確認した。広島県坂町では砂防ダムが土石流で決壊した。「気候の変化で激しい降雨の頻度が増し、従来の砂防で対応し切れていないのでは。土砂を発生させる私有地の山林を公的に管理する制度が必要だ」と警鐘を鳴らす。

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