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舞台をゆく

大阪市・新世界周辺(那須正幹「さぎ師たちの空」) 時の転変を見守る塔

 広く親しまれている大阪のシンボル、通天閣(大阪市浪速区)。「ズッコケ三人組」シリーズで知られる那須正幹さんの「さぎ師たちの空」(ポプラ文庫)は、その近くで暮らす人々を描いた児童文学作品だ。人情味あふれる個性的な登場人物たちの面影を探し、通天閣がそびえ立つ繁華街・新世界を歩いた。【須藤唯哉】

 日本列島が猛暑に見舞われた7月中旬、新世界にも肌に刺さるような強い日差しが降り注いでいた。串カツ屋など飲食店の派手な看板に彩られた通りを、通天閣を目指して歩く。キャリーケースを転がす外国人観光客と何度もすれ違った。

 通天閣の足元にたどり着き、空を見上げると、文字通り真っ青な空に吸い込まれるように、高さ108メートルの塔がそびえ立っていた。初代が1912(明治45)年に誕生し、現在の2代目は戦後復興が進む56年に再建された。本作品の主人公、中学2年の太一は広島から家出し、この塔を目にすることになる。

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