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変革

第7部 あいおいニッセイ同和損保/13 危機が強めた結束

米同時多発テロによる損保各社の苦境を報じる当時の新聞=根岸基弘撮影

 「損害額が一定を超えた場合、その部分が補償される保険を掛けられないか」。2001年12月、あいおい損害保険(現あいおいニッセイ同和損保)と、北大西洋バミューダ諸島の再保険会社の交渉が山場を迎えていた。あいおいは同年9月の米同時多発テロで航空機事故の保険金支払いを抱え、経営不安説が拡大。一刻も早く損失を確定させる必要に迫られていた。

 問題の対応にあたっていた新納(にいろ)啓介(53)にとって、この3カ月は嵐のような日々だった。人生で「一番長い日」(新納)となったテロ発生日。夜、自宅で上司に一報を入れた後、東京・恵比寿の本社に駆け戻った。緊急対策本部を設置し、残っていた社員と朝まで現地駐在員らの安否確認に追われた。経営陣に提出するため情報をまとめたメモを作り、こう書き込んだ。「損害額はまだ分からない」--。

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