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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国)との首脳会談(4月27日)と、それに続くアメリカと北朝鮮の首脳会談(6月12日)は、なお多くの課題を残しつつも、全体としてはまさに歴史的で画期的な成果を生みだしたと筆者は評価します。実を言えば、こうした国際環境の大転換(少なくともその兆しの出現)は、後で触れるように、京都にとっても非常に大きな意味をもつことになると思います。
南北首脳会談では、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを南北同胞と全世界に宣言し、一切の敵対行為を中止し、今年中に朝鮮戦争の休戦協定を終戦協定、そして平和条約に転換することを約束しましたし、米朝首脳会談では南北の板門店宣言を前提にし、北朝鮮は完全非核化を、アメリカは北朝鮮の体制の安全保障を、それぞれ確約しました。むろん、終戦協定の締結や非核化の過程には未確定要素が多いとか、…
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