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平和教育はいま

広島・長崎の模索/中 落差、対話で縮める 被爆体験、聞き取り絵に

原爆の絵の完成披露会では、被爆者の岡田恵美子さん(左)、岡田さんの話を基に描いた基町高校2年の中川雛さんが一緒に絵の前に立ち、語り合った=広島市中区の同校で、寺岡俊撮影

 「どうしてコンビニに行かなかったの?」

 広島で被爆体験を証言してきた岡田恵美子さん(81)=広島市東区=は3年ほど前、修学旅行で訪れた小学生の男の子に真顔で尋ねられた。戦時中は食べ物に困り、運動場を畑にしたという説明への反応。岡田さんは「空腹のつらさが分からない。戦争を知らない世代に伝える難しさを感じた」と振り返る。2014年には修学旅行で長崎を訪れた中学生が被爆者に「死に損ない」と暴言を吐き、波紋を呼んだ。

 平和教育に詳しい竹内久顕・東京女子大准教授(教育学)は「現代の生活との間に落差があり過ぎ、子供は戦争体験を現実味をもって受け止められていない。一方、北朝鮮の核開発など安全保障環境が悪化し、軍事力を否定する従来の平和教育に疑問を感じる若者も増えている」と指摘する。

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