内戦が続くシリアから逃れた人々が暮らすヨルダン北部のザアタリ難民キャンプで、日本生まれのマリオネット(操り人形)が子どもたちを楽しませている。埼玉県を拠点に活動する日本人の人形作家、オレンジパフェさんが現地で教育支援をするNPOに託した。「大変な思いをしている子どもたちが、少しでも明るい気持ちになれば」と願っている。
難民キャンプ内にある学校の教室。視線がクマのマリオネット「ハビーブ」に集まる。「こんにちは」「拍手を聞かせて」。男性教諭が5本の釣り糸を巧みに操って手足を動かし、口を大きく開いて語りかけると、子どもたちは元気にあいさつを返し、笑顔で手をたたいた。
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