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体内でインスリンを作れず、血糖値のコントロールができない「1型糖尿病」を患いながら、ボディービル競技の第一線で活躍する女性がいる。東京都在住の丸山典子さん(44)。今年度で現役を退く予定だが、自らの経験を生かし、「トレーナーとして病気を抱えた人たちの支援に取り組みたい」と語る。
都内で先月開かれたトップ選手が集う全国大会。鮮やかな青色のビキニを身に着けた丸山さんは、鍛え上げた筋肉や体のラインを披露した。結果は4位入賞。会場から「きれい」と歓声が沸いた。
生活習慣が深く関わるとされる「2型糖尿病」と異なり、「1型糖尿病」は原因不明で突然発症する。丸山さんも高校1年の時、急激にやせて体調を崩し、「1型」と診断され、食事のたびインスリンを注射する生活に。「当時は現実をなかなか受け入れられなかった」と振り返る。それでも憧れのエアロビクスのトレーナーになりたくて資格を取得。勤務先のジムで筋肉の美しさにひかれ、ボディービル競技を始めた。
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