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今週の本棚・新刊

『ゲンバクと呼ばれた少年』=中村由一・著

 (講談社・1296円)

 著者の中村由一さんは1942年、長崎市内で生まれた。2歳で原爆に被爆。大けがをし、記憶も失った。敗戦後小学校に入ると、さまざまないじめ、差別を受ける。「ハゲ」「カッパ」とあだ名を付けられた。さらには教員が率先して「ゲンバク」と呼んだ。信じがたい人権侵害だ。さらに、中村さんが被差別部落出身だったことから、差別は加速した。希望の就職ができず<部落出身者はど…

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