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Interview

飯守泰次郎 “読み直し”で上演活性化 新国立劇場・オペラ芸術監督を振り返る

飯守泰次郎

 東京・新国立劇場(新国)の飯守泰次郎・オペラ芸術監督の6年間の任期(参与を含む)が終わる。この間、新国は話題や論議を呼ぶ上演が増え、昨年度はチケット収入も最高益を記録した。

 飯守が新国において自らプロデュースした初仕事は2014年のワーグナー《パルジファル》。演出にドイツの大御所、ハリー・クプファーを招いた。最後のプロデュースの《フィデリオ》(今年5~6月)にはドイツ演出界の気鋭、カタリーナ・ワーグナー(作曲家のワーグナーのひ孫)をあてた。飯守はドイツ・オペラ界を席巻する“読み直し演出”の精神の本質を新国に注入しようとしたと言えるだろう。“読み直し”とは、従来とは異なる現代の視点からの解釈によって作品を生まれ変わらせるものだ。

 「私たちはワーグナーやベートーベンの音楽になれてしまい、彼らの革新性を忘れがち。そこで、時代を推し…

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