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ひと@あいち

NPO法人「愛実の会」理事長 島しづ子さん(70) /愛知

 娘が重度の心身障がい児となったのをきっかけに、障がい者が誇りを持って生きられる福祉施設の実現に取り組んできた。2016年に相模原市の知的障がい者施設で入所者19人が刺殺された事件に衝撃を受け、「障がい者は私たちを助けてくれる存在だと伝えたい」と今春、著書「尊敬のまなざし」(燦葉出版社)を出版した。

 両親はプロテスタントのクリスチャン。神学校で出会い、その後牧師となった夫と結婚した。2人の息子をもうけ、長女の陽子さんを妊娠して9カ月の時、夫は胃潰瘍のため29歳で急死した。その後生まれた陽子さんは、1歳の時に百日ぜき脳症を患い、一命を取り留めたが寝たきりで話すこともできない重い障がいが残った。

 忘れられない体験がある。フランスの知的障がい者のグループホーム「ラルシュ」で、スタッフと利用者の「公平で対等な人間関係」を実践するカナダ人、ジャン・バニエさんが1987年に来日し、講演会に娘と参加した時のことだ。バニエさんは車いすの陽子さんに向かって「尊敬のまなざし」でほほ笑み、無表情だった陽子さんに笑顔が生まれた。「言葉ではなく、本当に障がい者を尊重する姿勢を見せてくれた」バニエさんの振る舞い…

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