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東京医科大

「優先」受験生に大幅加点 採点後、手書きで

東京医科大入試の内部資料。チェックが付いたある受験生は教員2人の「素点」がそれぞれ20点、35点だったが、ともに40点に加点されている(画像の一部を加工しています)

約5年前の2次試験・小論文 内部資料に

 文部科学省の私立大支援事業を巡る汚職事件で前理事長らが在宅起訴された東京医科大(東京都新宿区)で、同大入試の2次試験の点数を不正操作していたことを示す内部資料を毎日新聞が入手した。中には100点満点で採点した「素点」から40点も加点された受験生もおり、同大関係者は「前理事長の指示だった」と証言している。

 同大を巡っては、一律減点するなどして女子受験生の合格者数を抑制したり、男女問わず点数を加点して裏口入学を図ったりしていた疑惑が浮上している。同大は今週中にも内部調査結果を公表する方針で、文科省前局長への贈賄罪で在宅起訴された臼井正彦前理事長と鈴木衛前学長の責任をどう認定するか、注目される。

 本紙が入手した資料は、約5年前の2次試験(小論文)で作成されたものとみられる。教員2人が各50点、計100点満点で採点した「素点」の一覧が印刷され、一部の受験生について加点、減点した修正後の点数が手書きで記されていた。

 関係者によると、点数の操作は採点終了後に実施。小論文の内容を再確認して正規に修正されるケースもあったが、30~40点も加点される極端な例も複数あった。

 この資料と同じ年に作られたとみられる「裏口入学リスト」と照合すると、「◎」「○」などの印が付いた、合格させる優先度が高い受験生の大半が小論文の素点に加点されていた。ある受験生の場合、2人の教員の素点はそれぞれ20点、35点だった。しかし、20点はいったん「35」と記入後、さらに「40」と上積みされ、35点は「40」に修正された。この受験生は計25点加点されて80点になったことになる。同大の入試は1次はマークシート方式、2次は小論文などがあり、合計点で合否が決まる。【福島祥】

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