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広島原爆の日

寡黙な父が声震わせ… 遺志継ぎ署名活動

平和記念式典参列後に原爆ドームを訪れる被爆2世の細田伸子さん。「多くの遺族に会って気持ちを共有できて良かった」と語った=広島市中区の平和記念公園で2018年8月6日午前9時18分、山崎一輝撮影

 「絶対に戦争をしないでくれ」。長野県飯田市の細田伸子さん(64)は父昭夫さんが初めて被爆証言をした際に声を震わせながら発した言葉が頭から離れず、2年前に亡くなったのを機に核兵器廃絶を求める署名活動を始めた。「あの日の記憶に苦しみながらも強く平和を願っていた父のため、できることをしたい」。遺族代表として6日に初めて平和記念公園(広島市中区)の平和記念式典に参列し思いを新たにした。

 細田さんが覚えているのは、幼い頃に一緒に風呂に入った時に見た昭夫さんの背中の無数の傷痕だ。疲れやすく、緊張が高まるとすぐ意識を失った。祖母や母によると、昭夫さんは1945年8月6日、爆心地から約2キロの広島大の前身・広島工業専門学校で被爆。同校で醸造を学ぶため広島に着いてから2、3日後のことだった。長野に戻った父の背中には小さなガラス片がびっしり突き刺さっていたという。

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