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放送作家たむらようこの窓辺から

放送作家・たむらようこさんの「身近な体験をズルズル引きずりながら進む作り手の見聞」録。

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放送作家たむらようこの窓辺から

「テレビ」とひとくくりにしないで

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 テレビは社会の窓である。今回は、テレビ局の社屋と、中の人たちのお話--。

 夏休みにお台場に行くと、思い出すことがあります。30代の頃、電車を降りてフジテレビまで歩く間に、夏は決まって「すみません、写真を撮ってもらえません?」と観光客からカメラを手渡されました(今は自撮りが主流)。周辺のフードコートも満席で、手軽な食事の選択肢も激減。笑顔の観光客を尻目に重い足取りで会議へ向かったものです。その頃、ふと帰り道にライトアップされたフジテレビを見上げて思いました。「こんなに毎日、通っているけど、いつか私、年をとってフジの仕事をしなくなったら入れなくなるのかな。入館証も取り上げられて警備の人に止められてしまうのかな」。きっとどこの企業もそうでしょう。社屋は何十年も変わらず…

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