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安倍首相は真の保守か 強引な姿勢に政治学者・中島岳志さんが異議

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強引な政権運営が目立つと言われる安倍晋三首相=首相官邸で2018年7月20日、手塚耕一郎撮影
強引な政権運営が目立つと言われる安倍晋三首相=首相官邸で2018年7月20日、手塚耕一郎撮影

合意形成や人間の英知尊重が本来の姿

 安倍晋三首相は事あるごとに「保守」を自任する。その姿勢に、東京工業大教授で政治学者の中島岳志さんは首を横に振る。「民意で選ばれた自分たちが物事を決するのは当然だ、との考え方は、保守の思想ではありません」。どういうことなのか? 【石塚孝志】

 戦後73年の終戦の日が近い。旧来の伝統や慣習を重んじる保守という立場の人たちの言動にも力が入る。安倍首相は国会でこう持論を披露したことがある。「保守とはこの国に自信を持ち、今までの日本が紡いできた長い歴史をその時代に生きた人たちの視点で見つめ直そうとする姿勢です」

 胸を張って語る姿を見ていると「保守ではない」と論じるのは難しそうだが、中島さんはあるキーワードを見つけていた。それは「この道しかない」。アベノミクスをはじめとする政策論争でしばしば安倍首相が口にしてきた言葉だ。

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