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介護食品 「スマイルケア食」の認知度アップ

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売り場に介護食品が多く並ぶが、スマイルケア食はまだわずか=東京都品川区のイトーヨーカドー大井町店で2018年7月12日
売り場に介護食品が多く並ぶが、スマイルケア食はまだわずか=東京都品川区のイトーヨーカドー大井町店で2018年7月12日

機能別の規格統一で輸出拡大図る 農水省 

 超高齢社会を迎え、農林水産省は新しい介護食品として設定した「スマイルケア食」の普及と海外展開の検討を進めている。介護食品の規格は各機関などでばらばらだったが、栄養補給、かむ、飲み込む--の3機能を青、黄、赤で色分けし、計8段階で表示するよう2年前に統一された。ただ、表示商品は少なく認知度も低い。同省は国内での浸透を図るとともに、公的に統一規格を先進的に設定した優位性を背景に、シンガポールなど国際市場での輸出拡大戦略の実施計画を今月中にも策定する。

 高齢や病気などで食べ物をかみ砕く(そしゃく)力や飲み込む(えん下)力といった食べる機能が弱くなった人たちのための食事は、病院や施設、家庭などの介護現場でそれぞれに工夫して提供されていた。1990年代後半ごろからは柔らかくしたり、細かく刻んだレトルトの食品が介護食品として多く市販されるようになった。核家族化が進み、少人数の家庭の中で介護する人も高齢化し、それぞれの能力に応じて調理する手間を省けるこ…

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