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毎日フォーラム・特集

ため池防災 豪雨、大地震で決壊続出

ため池の決壊で土砂崩れが発生した現場=広島県福山市で2018年7月14日

全国20万カ所 維持・管理対策が急務

 農業用水を確保するために造られたため池が、耕作地の減少などで荒廃が進み、防災面での危険性がクローズアップされている。東日本大震災(2011年3月)と今年7月の西日本豪雨では決壊して、死者・行方不明者を出す大惨事も起きた。ため池は全国に約20万カ所存在し、特に西日本に多いのが特徴だ。台風などによる水害の激甚化で、管理状況がつかめていない中小のため池の危険性が増大しているという。行政の防災対策に加えて、ため池の維持・管理費を確保する民間の試みなども始まっている。

 ため池とは、農業用水を確保するために水をたくわえ、取水ができるよう人工的に造成された池で、水田農業が中心のわが国では、水源として農業用のため池が数多く築造されてきた。ため池の約70%は江戸時代以前に築造されているとされる。全国の約20万カ所のうち兵庫県が約2割を占め、群を抜いて多い。兵庫県によると、昨年4月時点で3万7696カ所が点在しているという。降水量が少ない瀬戸内の気候が背景にあり、水不足…

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