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大阪と愛媛

墓石や仏像荒らし相次ぐ「一体なぜ」

約300基の墓石や地蔵が倒された鳥取墓地=大阪府阪南市で7月、墓地管理委員会提供

 大阪、愛媛の両府県で墓石や仏像が壊されたり、倒されたりする被害が相次いだ。愛媛県警は今月2日、同県西条市の寺の仏像を壊したとして、大阪府内のナイジェリア国籍の男を器物損壊の疑いで逮捕。手口が似ていることから、大阪府警と共同で捜査を進め、関連を調べている。「一体なぜ」。盆の墓参りの時期を前にしたむごい仕打ちに、関係者らは胸を痛めている。

 大阪湾を望む小高い丘に約3000基の墓が並ぶ鳥取墓地(大阪府阪南市鳥取)。管理委員会によると、7月21日朝、管理人の男性が約300基の墓石や地蔵が倒され、一部が粉々になっているのに気付き、府警泉南署に被害を届け出た。積み上げられた多くの無縁墓が倒されていた。前日の午後10時ごろには異常はなかったが、大きな音が真夜中に響いたのを近くの住民が聞いている。

 ここから約2キロ東にある自然田(じねんだ)墓地でも7月11日と20日ごろ、複数の墓石や石像が倒された。管理委員会は急きょ役員会を開き、防犯カメラと照明の設置を決定。委員長の草竹清隆さん(67)は「早く犯人を捕まえてほしい」とため息をつく。

 鳥取墓地に隣接する法福寺別院(同市舞1)では7月に2回、境内の観音像と地蔵が倒れているのが見つかった。近くの雷蔵寺(同市箱作)でも6月、石像計3体が倒されていた。

 一方、愛媛県警が逮捕したのは、大阪府阪南市舞4の無職、アブラハム・エマヌエル・ウバ容疑者(45)。容疑は7月15日、同県西条市の寺で仏像1体を損壊したとしている。県警は認否を明らかにしていない。松山市の寺でも仏像が壊される被害があり、阪南市内の被害とともに、両府県警が関連を調べている。

 先月下旬、鳥取墓地を訪れた近くの音楽講師の女性(69)は「なぜここまでするのか」と困惑。墓地管理委員会委員の湯川卓哉さん(62)は「代々大切にしているお墓で、腹立たしい。お盆に安心して墓参りしてもらえるよう、復旧を急ぎたい」と話す。【村田拓也、伊藤遥】

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