リビア

政情不安続く 国家分裂状態に収束の兆し見えず

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リビア中部の石油積み出し港ラスラヌフの支配を巡る戦闘で破壊された石油タンクとパイプライン=7月10日、ロイター
リビア中部の石油積み出し港ラスラヌフの支配を巡る戦闘で破壊された石油タンクとパイプライン=7月10日、ロイター

 【カイロ篠田航一】リビアの国家分裂状態に収束の兆しが見えない。主要な政治勢力は今年12月に大統領選と議会選を実施することで合意したが、基幹産業の石油精製拠点が一時閉鎖されるなどの混乱が頻発。イスラム過激派の活動も収まらず、治安の改善も見通せない状況だ。

 リビアは2011年に独裁を約42年続けたカダフィ政権が崩壊し、複数の勢力が支配地域を独自に統治する内戦状態に突入。過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力も台頭し、大混乱に陥った。15年に国連の仲介で統一政府の樹立に合意し、西部の首都トリポリを拠点とするシラージュ暫定首相が誕生したが、東部トブルクを拠点とする「暫定議会」や同じ東部の武装組織「リビア国民軍」を率いるハフタル将軍が西部の政府を拒否。東西対立が鮮明になっている。今年5月、マクロン仏大統領の仲…

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