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イオン松本

敷地内の旧研究所 解体を発表

解体されることが決まった旧生物科学研究所の建物=松本市で、小川直樹撮影

 イオンモール(本社・千葉市)は、大型ショッピングセンター、イオンモール松本(長野県松本市中央)敷地内にある旧生物科学研究所の建物を解体すると発表した。かつてこの地で製糸業が盛んだったことを伝える貴重な建築物だったが、老朽化のため保存は難しいと判断した。

     片倉製糸紡績(現・片倉工業)が養蚕の研究・試験施設として1936(昭和11)年に建設。木造2階建てで昭和初期の面影を残している。長く研究所として使われ、イオンモールが引き継いだ。

     イオンの松本店建設計画が持ち上がった5年前、地元住民からは「松本に繁栄をもたらした製糸業の歴史を伝えるため、貴重な産業遺産を残すべきだ」と保存を求める声が上がっていた。

     イオンはこうした意見を踏まえ、昨年9月の松本店開業後も建物を南側店舗「空庭」の隣に残し、長期の保存ができないか検討した。状況調査を行ったところ、雨漏りによる木材の腐食が進んでいた。再利用や移設は難しく、耐震性や安全性の確保は困難と判断し、取り壊しを決めたという。解体工事は9月3日から始め、11月下旬までに終え、跡地は駐車場に使う。

     今後、「空庭」内にギャラリーを設け、模型や写真パネルを展示して研究所の歴史を伝えるという。

     同じように昭和初期に造られ、松本店建設地にあった片倉の旧工場事務所棟はいったん解体され、現在、北側店舗「晴庭」内に外観部分が復元されている。【小川直樹】

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