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百年商店街

老舗が手作り絵看板13基制作 新潟・上越

高田本町百年商店街プロジェクトで完成した13基の絵看板=新潟県上越市で、浅見茂晴撮影

 新潟県上越市の高田城下で100年を超えて商いを続ける老舗商店が「百年商店街」プロジェクトを発足させ、まちおこしに取り組んでいる。第1弾として、各店の目印となる江戸風の手作り絵看板を13基制作。プロジェクトの代表、宮越紀祢子さん(73)は「各店をネットワーク化し、歴史を集客に結びつけたい」と意気込んでいる。【浅見茂晴】

     高田には1615年、徳川家康の六男、松平忠輝によって城が築かれ、福島城があった直江津から人々が移り住み発展した。その後、高田藩を治めた榊原家の姫路からの転封に従い、関西から移り住んだ人も多い。

     京都生まれの宮越さんが嫁いだ本町3の和菓子店、大杉屋も創業425年の歴史を持つ。歴史散策マップを昨年、製作したところ、本町2、3丁目を中心に創業100年を超し、業態を変えながらも営業を続けている店が多いことに気付いた。

     創業130年を超える薬局は前身が「はたご」で、はたご時代から数えると創業は350年を超える。また、創業130年を超す紳士服店は、日本でデパートの源流に当たる、勧商場(かんこうば)を営んでいた。

     また、本町周辺には映画館「高田世界館」や料亭「宇喜世」など、100年以上前から同じ業態を続けている店も多く、登録有形文化財となっている。町家を生かした観光スポットもお目見えし、観光客が立ち寄っていることから、「100年をキーワード」に、これらの店舗をネットワーク化してまちおこしをしようと企画。本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会の取り組みとして始まった。

     本町通りは近代化によりアーケード街となり、老舗店であることが分かりにくくなっていることから、まず江戸時代の店舗が、字が読めない人にもどんな店かが分かるように掲げていたとされる絵看板の制作に着手。宮越さんの呼びかけに応じた13店が参加した。

     宮越さんと店主らがデザインを考案し、本町3丁目商店街振興組合のスタッフ、鈴木義雄さん(64)が制作した。鈴木さんは美術専門学校を出て、舞台の小道具を担当した経験があり、制作を一手に引き受けた。印房店は丸太を削り、巨大な印鑑を作ったり、昔、下駄屋だった靴店は当時の顔が描かれた下駄(げた)を看板にしたり。いずれもユニークな作品に仕上がった。

     宮越さんは「歴史と文化が見えるまち・商店街を目指して、多くの老舗に参加を呼びかけていきたい」と話した。11、12日には13店を含む本町2~5丁目の30店が蓮(はす)まつりとタイアップして、午前8時から同10時までの早朝タイムサービスなどを展開する。各店のお宝展示も予定している。

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