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自民総裁選

立候補表明の石破氏「正直で公正な政治を」

自民党総裁選への出馬を表明し、記者の質問に答える石破茂元幹事長=東京都千代田区で2018年8月10日午後4時53分、和田大典撮影

 自民党の石破茂元幹事長(61)は10日、国会内で記者会見し、9月の党総裁選に立候補すると正式に表明した。森友・加計学園問題などで政権への不信感が高まっていることを念頭に「正直で公正、謙虚で丁寧、そういう政治を作りたい」と述べ、「国民本位の政治・行政改革」を行うと訴えた。正式表明は石破氏が初めてで、3選を目指す安倍晋三首相(63、党総裁)は今月下旬以降に表明する見通しだ。

 総裁選では6年ぶりの選挙戦となる。野田聖子総務相(57)は推薦人集めに苦心しており、首相と石破氏の一騎打ちとなりそうだ。

 石破氏は会見で、人口減少・高齢化の進展や、世代間・地域間の格差固定化を挙げて「日本が直面する大きな課題に対応するには、日本の設計図を書き換えなければならない」と強調。その上で「国民に、政治に納得と共感、信頼を寄せていただかなければ、書き換えはできない」と続けた。

 森友・加計問題を踏まえ、「国民がいろいろな事象について『本当だろうか』と思っているのは事実だ。『今の政権は公正、正直だ』と思ってもらえなければ政治は役割を果たすことはできない」と主張。問題の釈明に消極的な首相の姿勢を間接的に批判した。

 憲法改正については、参院選挙区の合区解消と緊急事態条項の創設を優先すべきだとした。9条については「議論から逃げるつもりはない。『自衛隊は必要最小限度の実力組織だから軍ではない』という説明でわかる人はいるのか」と指摘。首相が提起した自衛隊の存在を明記する9条改正案に疑問を呈し、9条2項(戦力の不保持)を削除する持論を堅持するとした。

 外交の継続性を重視して首相の総裁3選を支持する声が党内に多いことには「友情と国益は別だ。過去の経験から、外交で日本の国益を実現することには自信を持っている」と語った。 会見では「正直、公正、石破茂」と大書した公約ビラも発表。政権運営の基本姿勢をまとめたもので、個別の政策は今後、陣営内で協議して発表する。

 石破氏支持の派閥は石破派(20人)と竹下派の参院側(21人)にとどまり、党員票の獲得で挽回を狙う。

 石破氏は1986年衆院選で初当選。防衛相、農相、党政調会長・幹事長、地方創生担当相などを歴任。2015年に石破派(水月会)を結成した。総裁選出馬は08、12年に続き3回目。前回15年は安倍内閣の閣僚であることから立候補を見送った。【高橋恵子】

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