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群馬ヘリ墜落

9人搭乗 2人死亡、6人の容体は不明

山中に墜落した群馬県防災ヘリ=群馬県中之条町で2018年8月10日午後2時40分、本社ヘリから
防災ヘリ墜落現場

残る1人は見つからず 航空事故調査官3人を現地に派遣

 10日午前10時ごろ、群馬・長野県境の上空を飛行していた群馬県の防災ヘリコプター「はるな」と連絡が取れなくなり、午後2時40分過ぎに群馬県中之条町入山の山中で墜落しているのが見つかった。同県によると、ヘリには県所属の防災航空隊員ら男性9人が搭乗しており、現場付近で8人が発見された。うち2人が死亡し、6人の容体は不明。残る1人は見つかっていない。県警は今後、業務上過失致死容疑を視野に捜査する方針。国土交通省は10日、航空事故調査官3人を現地に派遣した。

 県によると、ヘリは東邦航空(東京都江東区)が県から委託を受けて運航。9人は、県防災航空隊所属の▽機長・天海紀幸さん(57)=東邦航空社員▽整備士・澤口進さん(60)=同▽同隊隊長・小澤訓さん(44)=県職員▽同隊員・岡朗大さん(38)=同--の4人と、吾妻広域消防本部の▽田村研さん(47)▽水出陽介さん(42)▽塩原英俊さん(42)▽黒岩博さん(42)▽蜂須賀雅也さん(43)--の5人。死亡した2人の身元は分かっていない。

 機種は「ベル412EP型」で定員は15人。「はるな」は1997年5月に運用を始め、総飛行時間は7000時間を超え、昨年度は山岳救助や患者搬送などで403回飛行した。今年4月にエンジンが故障して約2カ月間修理。2020年度に更新予定だった。

 ヘリは、11日開通予定の群馬・新潟・長野3県の稜線(りょうせん)を結ぶ登山ルート「ぐんま県境稜線トレイル」を上空から視察するために飛行。当初は9日の予定だったが、天候不順で10日に延期されていた。ヘリは天海さんが操縦していたとみられる。

 現場は長野県境の渋峠(しぶとうげ)から北に約2キロ。群馬県によると、ヘリの飛行位置は全地球測位システム(GPS)で把握していたが、午前10時1分に現場付近で途絶えた。容体不明の6人は警察などが救助活動を行ったが、天候を理由に打ち切った。11日早朝から救助を再開する。

 前橋地方気象台によると、中之条町に隣接する群馬県草津町付近は午前10時~正午ごろ、曇りや晴れで弱い風が吹いていた。【杉直樹、神内亜実、李舜】

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