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JR東海

高山線、11日から一部復旧 観光業「ほっ」

JR高山線・再開区間

 JR東海は、豪雨災害により一部が不通になっているJR高山線について、岐阜県下呂市の飛騨金山-下呂駅間の運転を11日から再開する。特急「ワイドビューひだ」の運転も名古屋・大阪-飛騨古川駅(飛騨市)間で再開する。同線の岐阜-高山駅(同県高山市)間では6月29日から一部運転見合わせが続いており、再開は43日ぶり。観光関係者はかき入れ時のお盆前の再開に胸をなで下ろした。

 飛騨金山-下呂駅間は7月6日から運転を見合わせていた。高山市観光課によると、7月前半調査で同市内の宿泊客は前年より2~3割減り、特に列車利用者が多い市中心部で減少幅が大きかった。

 下呂温泉観光協会によると、同温泉では豪雨直後に約5000人のキャンセルが出るなど、7月の宿泊客は前年比2割減。同協会の滝康洋会長は「夏場の列車利用者は約1割だが、減少はそれを上回る。高山線の一部不通というイメージも影響した」と分析。お盆前の再開を歓迎し「列車利用が多いシニア層も来やすい温泉街を目指したい」と話す。

 一方、高山方面への高速バスは乗車率がアップした。名鉄バスによると、名古屋-高山線の7月の乗客数は昨年同月比43%増。濃飛バスの同線も4割増えたほか、岐阜バスも7月は岐阜-高山線が50%増と好調だった。

 JR東海は地元自治体などと「飛騨路応援キャンペーン」を実施。JR名古屋駅などで観光パンフレットを配布するほか、「飛騨路フリーきっぷ」をお盆期間中も利用できるようにする。

 同社は、高山駅より北の坂上(岐阜県飛騨市)-猪谷駅(富山市)間の復旧には「数カ月かかる」としている。【黒尾透】

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