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酷暑を乗り切る 適度な運動で不眠予防

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不眠症の治療として訪問マッサージと運動指導を受ける高山昭夫さん(左)。あん摩マッサージ指圧師の秋元誠吾・治療室リハネット所長がレッグプレスの施術を行った=さいたま市中央区で
不眠症の治療として訪問マッサージと運動指導を受ける高山昭夫さん(左)。あん摩マッサージ指圧師の秋元誠吾・治療室リハネット所長がレッグプレスの施術を行った=さいたま市中央区で

 <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>

 酷暑を乗り切るには快適な睡眠が大切だ。だが、高齢になると、なかなか寝られない夜も増えてくる。快眠を得るためには、年をとるほど必要な睡眠時間が少なくなることを理解し、眠くならない限りは寝ないという生活習慣の改善が必要だ。

 「時々、眠れなくなってつらい。暑いと目が覚めて午前4時ごろまでラジオを聴いている」と千葉県松戸市の女性(90)は話す。病気ではないが眠れずにつらい思いをする高齢者は少なくない。なぜ眠れなくなってしまうのか。

 「年相応の眠りがあることが理解されていないからだ」と睡眠医学が専門の内山真・日本大学医学部精神医学系主任教授は指摘する。世界各国の計3500人余りについて、夜にどれぐらい眠っているのか脳波を測った研究のまとめによると15歳前後で8時間、25歳で約7時間、45歳で約6・5時間、65歳で約6時間と、成人後は20年ごとに30分程度減っていた。つまり高齢者は6時間より多くは寝られず、それより長く寝床にい…

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