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科学 酷暑 対策に水を活用

田中たなか泰義やすよし 毎日新聞まいにちしんぶん 医療福祉部長いりょうふくしぶちょう

 先日せんじつ東京とうきょうオリンピック(五輪ごりん)の競技日程きょうぎにってい発表はっぴょうされました。2年後ねんごいまごろ、国内こくない歓喜かんきいていることでしょう。同時どうじ関心かんしんあつめたのがあつさへの懸念けねんです。

     今年ことしあつさは、異常いじょうです。埼玉県熊谷市さいたまけんくまがやしでは7がつ23にち、1にち最高気温さいこうきおん国内こくないもっとたかい41.1記録きろくしました。連日れんじつのように各地かくち体温たいおん上回うわまわ気温きおん観測かんそくされています。「2年後ねんごおなじようにあついのではないか」「とく屋外おくがいで42.195キロメートルもはしるマラソン選手せんしゅ応援おうえんする沿道えんどう人々ひとびとには過酷かこくすぎるのではないか」。おおくの市民しみんがそうかんがえるのは当然とうぜんです。

     東京都とうきょうとなどがしているあつ対策たいさく調しらべてみました。街路樹がいろじゅ整備せいびみずたくわえる性能せいのうたかい「保水性道路ほすいせいどうろ」の整備せいび自宅じたく学校がっこうまえ道路どうろなどにみずをまく「みず運動うんどう普及ふきゅう霧状きりじょうみずける「ミストシャワー」の導入どうにゅうなどが紹介しょうかいされていました。街路樹がいろじゅ整備せいびすると、あつさをもたらす太陽たいようひかりをさえぎりますね。それ以外いがい対策たいさくかぎとなるのが「みず」です。

     道路どうろみずをすると、ひんやりするのを実感じっかんできるとおもいます。また、この記事きじんでいるみなさんのなかには、お風呂上ふろあがりに「はやくふかないと風邪引かぜひくよ」とおやから注意ちゅういされたことがあるかもしれません。これもみず原理げんりおなじです。みずのような液体えきたい蒸発じょうはつして気体きたいになるとき、周囲しゅういねつ吸収きゅうしゅうする、つまり道路どうろなどのねつ体温たいおんうばうので、ひんやりするのです。

     蒸発じょうはつするのに必要ひつよう熱量ねつりょうを、専門用語せんもんようご気化熱きかねついます。気化熱きかねつおおきいほど冷却能力れいきゃくのうりょくおおきいのですが、身近みぢか物質ぶっしつなかみず気化熱きかねつはとてもおおきく、ものやすにはみず使つかうのがとても効果的こうかてきなのです。

     このなつ猛暑もうしょ日本にっぽんだけでなく、世界各国せかいかっこくきています。原因げんいんとして、地球温暖化ちきゅうおんだんか指摘してきされています。みずたよらなくても快適かいてきごせるよう温暖化対策おんだんかたいさくすすんでほしいですね。


     医学いがく地球温暖化ちきゅうおんだんか原発げんぱつなどを担当たんとう学生時代がくせいじだいはオーロラを専攻せんこうした理系人間りけいにんげん本物ほんものたくて休職きゅうしょくし、アメリカのアラスカ大学だいがく留学りゅうがく。40だいでバイオリンをはじめた。1966年岐阜市生ねんぎふしうまれ。

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