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受刑者らが製作する「刑務所作業製品」の売上高が減少している。2017年度は20年前の3分の1以下の約50億円。時代の流れで、タンスなど比較的高価な家具類の売り上げが落ちているのが一因という。一方で高品質・低価格には定評があり、近年は「塀の外」との協力関係で新たな製品展開を打ち出す刑務所もある。法務省は「トレンドを取り入れて製品開発し、社会的にも意義のある製品を増やしていきたい」としている。【和田武士】
刑務作業は受刑者の社会復帰促進や勤労精神の養成を目的に実施。公益財団法人矯正協会の刑務作業協力事業部(CAPIC=キャピック)が国の補助金を活用して原材料を提供しており、できた製品は刑務所作業製品(CAPIC製品)と呼ばれる。収益の一部は犯罪被害者支援団体に寄付される。
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