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日本外交を考える

/2 日米関係 「トランプ流」に対症療法 笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄氏

渡部恒雄氏=根岸基弘撮影

 米国のトランプ政権は、日米同盟を含め外交・安全保障面ではかなり現実的な路線を歩んできた。一方で政権内の人事では、意見の異なるティラーソン前国務長官やマクマスター前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らを辞めさせた。今年3月ごろから抑えが利かなくなっており、周囲もモノを言わなくなっている。

 通商面では「アメリカ・ファースト」(米国第一)を強く打ち出している。これまでの米国の主張とはかけ離れたものだ。だが、トランプ大統領を熱狂的に支持している人たちは歓迎している。国際協調よりも米国優先。欧州との同盟である北大西洋条約機構(NATO)でさえ軽視する姿勢が受けている。トランプ氏にとっては、大統領選の選挙運動がずっと続いているような感覚なのだろう。こうした支持者に受けることが外交の目的となってしまっている。

 トランプ氏や彼の支持層に共通するのは反エリート主義だ。世界貿易機関(WTO)やNATO、国連といっ…

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