メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

くらしナビ・カルチャー

音楽資料 世界の宝、関西にも 名曲の時代の空気 今に、次代に

音楽家の自筆譜などの資料が保管されている「南葵音楽文庫」について説明する慶応大名誉教授の美山良夫さん=和歌山市で、須藤唯哉撮影

 作曲家が書き残した自筆譜や、音楽家が生きていた時代に作られた楽器--。作曲家の横顔や当時の時代背景を後世に伝える音楽資料の数々は、「再現芸術」と呼ばれる音楽を奏でる上で、大きな手がかりとなる。関西で貴重な音楽資料を保管し、一般公開している2カ所の施設を訪ねた。【須藤唯哉】

 和歌山県立図書館(和歌山市)の一室に、約2万点の西洋音楽関連資料を誇るコレクション「南葵(なんき)音楽文庫」の閲覧室が併設されている。展示されているのは一部だが、コレクションの中核にはベルリオーズら著名作曲家の自筆譜、ジャン・ジャック・ルソーが書いた音楽事典の初版本など、希少な資料もある。大半は約1世紀前の大正から昭和初期にかけて集められた。

 これらは現在、複数の研究者によって調査・研究が進む。その一人で慶応大名誉教授の美山良夫さん(71)は「かつて誰が所有していたのか、どの指揮者がいつの演奏会で使ったのかなど来歴がある資料がとても多い。知られざる歴史や物語を発掘することができる」と評価する。世界の研究者の間で行方が分からなくなっていたベートーベンの直筆書簡も見つかった。

この記事は有料記事です。

残り1756文字(全文2234文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「嵐フェス2020」収録中の花火で神宮球場の試合中断 ジャニーズおわび

  2. 警視庁が20代男性を誤認逮捕 1人の証言をうのみ 33時間後に釈放

  3. サムスン電子の李健熙会長が死去 創業家2代目、世界的ブランドに育てる

  4. 大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明

  5. #排除する政治~学術会議問題を考える 学術会議への関心は「新政権のツッコミどころだから」 投稿炎上、西田亮介氏の真意は

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです