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戦争の跡は今

戦後73年/2 奥日光 陛下疎開の南間ホテルは廃業 「軍の街」の面影なく /栃木

 日光開山の祖・勝道上人(しょうどうしょうにん)が788年に発見したと伝えられる奥日光湯元温泉。標高約1480メートルに位置する避暑地としても知られ、乳白色の温泉を楽しみに関東各地から観光客が訪れる。そんな山あいの温泉街は終戦間際の1945年7月、皇太子だった天皇陛下の疎開を迎え入れた。

 「やんごとなきお方。顔を上げたら失礼だよ」。陛下が投宿した南間ホテルに隣接する旅館「湯の家」で、後藤昌弘さん(84)=日光市=は耳打ちされてひざまずいた。周りの大人は玄関の前で両手をついて頭を下げ、陛下が通るのを待っていた。陛下と同じ11歳だった。

 旅館10軒程度の穏やかな温泉街に緊張感が広がった。ある旅館は近衛兵ら軍の詰め所に。大正時代から続き、後藤さんの祖父が経営していた湯の家では、従業員が兵士たちの食事作りに追われた。

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