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日本外交を考える

/3 日中関係 「第5の文書」策定急務 早稲田大名誉教授・毛里和子氏

毛里和子・早稲田大名誉教授=東京都新宿区の早稲田大で2018年8月7日、藤井太郎撮影

 中国の李克強首相が今年5月に来日したのに続いて、安倍晋三首相が訪中を調整しており、首脳の相互訪問の話が進んでいる。日中関係は悪くなってはいない。ただ、特別に仲良くしようという気持ちも双方にない。温かくはないが紛争を起こすこともない関係。これからの日中関係はそうした関係が普通になるのではないか。

 日中国交正常化の際、中国は「侵略は日本の一部の軍国主義者によるもので一般の日本国民は被害者だった」という一種のフィクション(虚構)に基づき、日本に反省と謝罪を求めつつも、戦後賠償は請求しなかった。

 日本の政治家もその虚構に乗った。儀式としての「おわび」を繰り返し、靖国神社への参拝は、その虚構に抵触すると理解していた。

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